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【No.218】
街ぐるみの活動
(ついつい平野) 

みなさん、おはようございます。パン屋税理士の河原です。
少し歩くだけで、昔と今が自然に混ざり合う街。気負わず、背伸びもせず、それでいて”なんだか気になる”。そんな場所が、実は身近にあったりします。
今回は、私が住む大阪市平野区で続く街ぐるみの取り組み
「ついついひらの」
その流れの中で、確かな存在感を放つ喫茶店をご紹介します。
【だるま珈琲】
大阪市平野区。歴史ある町並みと、生活の匂いが今も色濃く残るこのエリアに、「だるま珈琲」はあります。
派手な演出はありません。けれど、扉を開けた瞬間に伝わるのは、「ちゃんとした時間が流れている場所」だという安心感。木の温もりを感じる店内。カウンターで静かに珈琲を飲む人、テーブル席で会話を楽しむ人。それぞれが自分のペースで過ごせる、昔ながらの喫茶店の心地よさがあります。
丁寧に淹れられる珈琲は、深煎り寄りでコクがありながら、飲み疲れしない味わい。
“映える”よりも、“また飲みたくなる”を大切にした一杯です。











喫茶店のイメージが強い「だるま珈琲」ですが、実はハンバーガーのファンが多いことでも知られています。
しっかり焼き上げたパティ、香ばしいバンズ、そして珈琲屋らしいバランス感覚。
① だるまバーガー(定番)
肉の旨みをストレートに感じられる看板メニュー。シンプルだからこそ、素材の良さが際立ちます。「初めて来たらまずはこれ」という一品。

② チーズバーガー
とろけるチーズがパティに絡み、コクが一段アップ。珈琲との相性も抜群で、ランチ利用のリピーターが多い人気商品。

③ テリヤキバーガー
甘辛いソースがどこか懐かしく、地元の方から特に支持の高い一品。“平野らしい味”と感じる人も多いそうです。

喫茶店で、きちんと美味しいハンバーガーが食べられる。
このギャップも、だるま珈琲の魅力のひとつです。ちなみに今回私は、テリヤキバーガーを頂きました^o^

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「ついついひらの」が生む街の力
〜3つのポイント〜 

① 「目的を作らない集客」ができる街になる
「ついつい平野」は、イベントやマップを通じて“何かのついでに立ち寄れる街”を育ててきました。
だるま珈琲も、
・散歩の途中
・買い物帰り
・ちょっと時間が空いたとき
に、自然と選ばれる存在。
「行こう」と決めなくても“気づいたら入っている”そんな来店動機を街全体で生み出しています。
② 店単体ではなく「平野体験」として記憶される
個々のお店が主役になりすぎず、街全体で一つのストーリーをつくる。その中で、だるま珈琲は「平野で過ごした時間」を象徴する場所になります。
✔ あの路地
✔ あの空気
✔ あの珈琲とバーガー
お店そのものではなく、体験として記憶に残るのが、「ついついひらの」の強さです。
③ 常連と来訪者が自然に混ざる“関係人口”の創出
「ついつい平野」をきっかけに訪れた人と、もともとこの街で暮らしている人。だるま珈琲では、その両者が同じ空間で、同じ珈琲を飲み、同じバーガーを食べています。
結果として生まれるのは、観光客でも移住者でもない“平野に関わる人”の層。喫茶店が、街のハブとして機能している好例です。
だるま珈琲が「平野」にある理由
もしこの店が、人通りの多い繁華街にあったなら、ここまでの居心地は生まれなかったかもしれません。
だるま珈琲は、
・急かされない
・長居してもいい
・何も起きなくても成立する
そんな平野の時間感覚とぴったり重なっています。
「ついついひらの」という街の活動が、この店の価値をそっと底上げしているのですね。
編集後記

遠くへ行かなくても、知らない街へ行かなくても、心が少しゆるむ場所は見つかる。
平野を歩いて、ついつい立ち寄って、だるま珈琲で一杯。そんな一日、なかなかいいと思いませんか?
また、街と一緒に育つお店、ご紹介しますね。
ご紹介したお店 

だるま珈琲
住所 :大阪府大阪市平野区平野本町3-2-24
営業時間:10:00~18:00(金・土19時まで)
定休日 :月曜日~土曜日(日曜日定休)
アクセス:大阪メトロ平野駅 から徒歩10分
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