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No.148 階段下のパン屋の戦略

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【No.148】階段下のパン屋の戦略

みなさん、おはようございます。パン屋税理士の河原です。

今回、ご紹介するお店は、神奈川県茅ヶ崎の「B-grotto(ビーグロット)」
茅ヶ崎駅から雄三通りをサザンビーチに向かって、、、とキーワードが全てお洒落(笑)人気の湘南エリアともあって、地元の方から観光客まで、幅広く人気のパン屋さんなのですが、最初からそんなわけではなかったのです。
実は看板の図が示すように、階段を降りたところにお店があります。
人気エリアとは言え、地階にはやはりハンデキャップがありました

以前読んだ「これが繁盛立地だ」という本によると、「路面店(1F)を100とした場合2Fが87、地階は81と売上が下がる。」とされています。20段あるとすると1段1%減のハンデキャップがあることになりますね(ちなみに2Fと地階の差は、窓から見える景観分がプラスされるそうです。)

そんなハンデキャップを克服した戦略とは⁈

ンデキャップを克服した戦略

①認知されにくいことを逆活用して「隠れ家的な場所として利用しませんか?」とカフェスペースを設置。夏場などは地階のほうが涼しそうなイメージがあるみたいで、サザンビーチで遊んだ人たちが休憩するスポットになっています。もちろん地元常連客の憩いの場でもあります。

②地道な商品開発と販促活動から「一番商品」を作り出しました。
それが「レーズンとクリームチーズ」です。今では、1日50個以上の人気商品で、この商品を目当てに来られるお客さまも増えました。やはり!パン屋さんの集客はパンですね!

ちなみにNo.2商品はカレーパン、No.3商品はフランスパンです。

③同じ地階フロアには2店舗しかなく密接していることが功を奏し、それぞれが告知活動を行うことで、「隣にパン屋さんもあるんだ!」と認知度が倍速で高まりました。隣は「KANARIYA(カナリヤ)」という飲食店なので、朝はパン屋、夜はレストランとエントランスをシェアできるのもいいですね!ちなみに、このKANARIYAの料理も美味しく人気店で、私も何度か食事をしました^o^

お店の業績は8割場所で決まる!と言っても過言ではないと思います。それでも繁華街や大通りに面した場所は家賃が高くなり、売上ノルマも高くなりますね。逆に路地裏や地階は家賃が安い分ハンデキャップはありますが、それを克服する戦略があれば、家賃効率は良くなります!戦略って大切ですね。

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編集後記

階段と言えば、日頃の仕事上、エレベーターやエスカレーターを利用することが多くなり、たまに3階以上を階段で上がると息が切れてしまいますし、足に乳酸が溜まって、足が上がらなくなります
運動不足か?老いかっ⁈

一般的な階段は、踏面が230前後、蹴上が210前後、そうすると45度くらいの角度になるらしいです。山登りは疲れないのになぁ、、とよくよく考えてみると、山道で45度勾配の坂はあまりないですね。ビジネスにおいての上り下りはあまり嬉しくないけど、登山の登り降りは楽しい!もちろん勾配の差だけではないことは承知していますが
今月の山登りも楽しみです♪

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ご紹介したお店

B-grotto(ビーグロット)
住所  :神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1丁目5-4 サザングランドハイツB1F
営業時間:6:30〜18:00 売り切れ次第閉店
定休日 :日曜・月曜
アクセス:茅ケ崎駅より徒歩5分

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本日はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
次回配信は7月2日を予定しております。お楽しみに
※予告なく変更になる場合がございます

「日本のパン屋さんを元気にする!」をモットーにパン屋税理士の河原治を中心に配信しています。
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