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【No.167】ラスク 

みなさん、こんばんは。
パン屋税理士の河原です。
今回は、パン屋さんにおけるラスクの在り方についてお話しさせて頂きます。
まず、手土産ラスクで有名なのは「GATEAU FESTA HARADA(ガトーフェスタハラダ)」ですね。実は先日も手土産で持って行きました^o^ これからの季節、クリスマス、バレンタインデーやホワイトデーにも重宝しますよね。


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さて!では、街中にあるパン屋さんにおいて「ラスク」の存在はどうなのでしょうか?
「ほぼ、どのお店にもある!」と言っても過言ではないのではないでしょうか。パン屋さんの焼菓子系の代表といえるでしょうね。ただ、そのラスクが売れているお店とそうでないお店があるのも事実です。今回はラスクが評判のお店を紹介させて頂きます。
「Boulangerie Bienvenue」

まず1店舗目は、神戸市東灘区御影の「Boulangerie Bienvenue(ビアンヴニュ)」です。
こちらのラスクは、その名も「とまらないラスク」〜パン屋さんが作るおいしいパンがあるから作れるラスク〜です。北海道産バターを使用したシュガーバタークリームをバゲットの上にのせて焼き上げています。食べ出したら止まらない!がキャッチコピー。ネーミング、パッケージ、ポスター。大下シェフのセンスが光ってますね。パンを買ったついで商品ではなく、メイン商品として扱っているからこそ、お客さまの心にも響くのですね。



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「パン工房Fournier」

2店舗目は、大阪府和泉市のぞみ野の「パン工房Fournier(フルニエ)」です。
フルニエと言えば、坂田隆敏シェフ!パン業界では役職を担うほどの職人で、バゲットコンクールで日本一になった経歴もあります。そのバゲットで作ったラスクですから美味しいはずです!人気のバゲットですからロスになるわけもなく、わざわざラスク用に焼かれたバゲットを使用しているとのことです。その思い入れがパッケージにも表れていますよね。残念ながら坂田シェフは昨年お亡くなりになられましたが、息子竜一シェフが技術も思いも引き継いでいます。親子二代にわたる伝統のラスク!美味しいです。



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編集後記

パン屋さんにおける「ラスク」は、もともとロスパンの再生菓子として商品化された経緯もありますね。もちろん!経営においてロスパン対策は必要です。その役割としてラスクの存在は大切だと思います。一方で、美味しく再生できた経緯からラスク人気も上がり、ご紹介したハラダラスクのように、ラスク専門店も出てきました。そしてパン屋さんにおいても、ご紹介したようにラスクが人気商品のお店もあります。でも「ラスク」が日持ちすることもあって、ずっと棚の端の方で残ったままになっている状態のお店も目にします。どこに違いがあるのでしょうか?
①再生の認識のまま、ついで商品として扱ってしまっている。
②一般的なビニール袋などパッケージが簡素すぎる。
③POPやプライスカードなどに素材や製造方法などの思いが書かれていない。
④棚の端のほうに追いやられている。
⑤ポスターやSNSなどでアピールできていない。
ロスパンは原価率に影響してきます!
でもロス対策としてラスクを作っても、売れないと対策になりません。売り方対策も必要です。そして売り方対策が成功すれば、ラスクがメイン商品になる可能性も出てきますね。日持ちするメイン商品!ラスクの魅力がまた上がると思います^o^
#ラスク
#ガトーフェスタハラダ
#ビアンヴニュ
#フルニエ
#パン屋税理士
ご紹介したお店 

Boulangerie bienvenue
住所 :兵庫県神戸市東灘区御影1丁目16-15 エクセレンス御影 1F
営業時間:9:00-18:00
定休日 :日曜日
アクセス:御影駅より徒歩9分

パン工房Fournier
住所 :大阪府和泉市のぞみ野3丁目799-43
営業時間:6:00-売り切れまで
定休日 :火曜日・水曜日
アクセス:和泉中央駅より徒歩20分
本日はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
次回配信は11月12日を予定しております。お楽しみに 
※予告なく変更になる場合がございます
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編集後記