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【No.195】
集客エンジン②


みなさん、おはようございます。パン屋税理士の河原です。
今回も前回に引き続き、集客エンジンのお話しです。
【いまいパン】
先日、大阪梅田阪神百貨店に沖縄の「いまいパン」が出店されていましたので、今井シェフにお会いしてきました。




いまいパンは、沖縄県那覇市真地の本店をはじめ古島店や王朝食パン識名園、SAKAEMACHI ARCADE BAKERYの4店の営業をされています。
ご夫婦が海外で修行をしてたどり着いた学びは、旬を迎える地元の野菜をできるだけ取り入れたり、近所の塩せんべい屋さんや八百屋さん、豆腐屋さんのいいものをパンやスイーツに使用すること。地域で循環していくイメージを持って、沖縄の風土や文化、食材に、旅をした国々のエッセンスをチャンプルーし、「楽しくて美味しい!」パンやスイーツ作りを心がけていらっしゃいます。※HPより









ローカルなお店にとって、「ここは私のお店!」と思える要因としては、
①親しみやすい会話
②幅広い年代に対応できる品揃え
そして!
③懐かしさと新しさを融合する商品がある
いまいパンの看板商品は、イベントで1日500個完売する「揚げパン」。
なかでも一番人気は「きな粉餅揚げパン」です。しっとり&もちもちの新食感と、きな粉餡の絶妙な甘さ加減。小麦粉の一部に熱湯を加えてこねて、一晩寝かせてお餅のようにする”湯種製法”を採用し、作りたてはもちろん、翌日でも美味しく食べることができます。このように開発した生地に、きな粉餡とお餅を包んできな粉をまぶした新感覚の揚げパンは、子供だけではなく大人もクセになる味わいになっています。
「懐かしさと新しさを融合した商品」いまいパンにとって、来店動機としての集客エンジンが「揚げパン」なんですね。






「集客エンジン」の重要性は

お店にとって「集客エンジン」の重要性(前回の続き)
1.価格競争に巻き込まれにくくするため
唯一無二の集客エンジンがあると、安売りではなく「価値」で勝負することができ、顧客の”選ぶ理由”が明確になる
2.SNSや口コミで自然と拡散されるため
写真映え・話題性・ストーリー性のある商品は、広告費をかけなくてもお客さまが自発的に広めてくれる
いまいパンのコンセプトは、「毎日、美味しいパンを焼き続け、かかわる全ての人に、いまいパンを好きになってもらいたい!そして食べるたびに笑顔になってもらいたい!」
その思いからすると、「ワクワク&しあわせ&満足!新食感のきな粉餅揚げパン」は、うってつけの商品ですね。
そのワクワクの和(輪)を広げるために、今井シェフは沖縄を飛び出し、各地の催事にも出店されているのですね。7月には難波高島屋に出店されるそうですよ!
編集後記
集客エンジンが「揚げパン」であった場合の効果を考えてみました。
1.「食欲直撃型」のインパクトで強力な引き寄せ効果
揚げたての香り・見た目・ボリューム感で、店頭での視覚・嗅覚に訴える力が強く、通行人を引き寄せる力がある。
2.バリエーションの幅が広く、話題性を生みやすい
黒糖・紅芋・カスタードなど、展開ができるため「今日はどれにしようかな?」という楽しみを提供できる。
3.「揚げたて」の演出でライブ感・出来立て感が伝えられる
揚げる工程を見せるだけでライブ感が生まれ「今しか食べられない」という限定性や特別感を演出できる。
4.幅広い年代に響きやすい”懐かしさと新しさ”の融合
世代を問わず親しまれる揚げパンに、創作要素や地域素材を加えることで「どこか懐かしいのに新しい」と評判になる。
5.手土産・差し入れ需要で複数購入されやすい
見た目もインパクトがあり、持ち帰りやすいため、家族・職場への差し入れとしても選ばれやすく、客単価UPにつながる。
実際、私も勉強会の差し入れに、人数分(確か12個)購入しました!大変喜ばれましたよ^o^
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#パン屋税理士
ご紹介したお店 

いまいパン 真地本店
住所 :沖縄県那覇市真地12-4
営業時間:7:30~19:30
定休日 :月曜日(月曜日祝日の場合は営業します)
アクセス:首里駅より徒歩28分
本日はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
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