No.197 わたしの街のパン屋さん

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【No.197】
わたしの街のパン屋さん

みなさん、おはようございます。
パン屋税理士の河原です。
「7月5日に何かが起こる！」「もしかしたら南海トラフ地震かも⁈」と身構えた日は・・・過ぎました。ちょっと一安心。ただ！いまだにトカラ列島では地震が続いています。心配ですねこんな時は、地域の方々同士の連携が大切だと言われますね。とにかく大きな災害が起こらないことを祈ります。

さて今回も地域に根差した取り組みを行っているパン屋さんの紹介です。

【MONCHER(モンシェル)】

愛知県春日井市に「勝川本店」と「春日井店」の2店舗経営されています。コンセプトは「毎日食べるものだからこそ、素材にこだわりながらも、お求めやすい価格。めざすは【わたしの街のパン屋さん】。

「勝川本店」

「春日井店」

人気商品ベスト5

1.めんたいこフランス　380円
博多ふくやの明太子使用。表面だけじゃなく、中にもたっぷり詰まっています。

2.塩パン　130円
モンゴル岩塩が味の決め手です。

3.カレーパン　230円
タマネギ・ミンチをじっくり炒めた特製中辛カレー。

4.塩バターあんぱん　250円
人気の塩パンに小倉あんとカルピスバターをサンド。

5.ミルクフランス　220円
練乳ミルククリームをたっぷりサンド。

わたしの街のパン屋さん

目指すは
わたしの街のパン屋さん

そんなモンシェルは、
地域に根差したサービスや工夫で、お客さまを楽しませ、地域とのつながりを大切にされています。

1.名古屋文化が楽しめる「カフェモーニング」
名古屋といえば喫茶モーニング。モンシェルでは、もちろんトーストとゆで卵というモーニングもありますが、ドリンクと焼きたてパンのセットが食べられるのは、パン屋さんならではの贅沢モーニングですね。

2.分かりやすい「食パンPOP」
地域に根差したベーカリーは、常連のお客さまが多く、そしてその常連さんが選ぶパンは食パンです。モンシェルの食パン売り場には、種類ごとに工夫されたPOPが並んでいます。例えば「もちもち食感」「パリパリ食感」など具体的な言葉で食感を表現し、トーストした断面の写真に使用材料や特徴も表示されているので、自分の好みを迷わず選べます。また「今日はどの食パンにしようかな」と新たな動機付けにもなります。

3.心温まる「おたがいさまチケット」
モンシェルでは、「おいしいパンを子供たちへ」の思いで、誰かが買ってくれたチケットで中学生以下の子供たちが250円までのパンを食べることができる仕組みになっています。逆にチケットを手に取った子供さんからは、お礼のメッセージが届くのです。その「ありがとうノート」には、たくさんのメッセージが貼ってありました。困っている方へ手を差し伸べると同時に、地域全体で助け合う気持ちを育む、温かい取り組みですね。

モンシェルの取り組みを見ていると、単にパンを売るだけではなく、お客さまや地域との「つながり」を大切にしているのがよく分かります。

1.顧客体験の向上:モーニングや食パンのPOPのように、お客さまがお店で過ごす時間やパンを選ぶ時間をより豊かにする工夫がなされています。

2.地域貢献とコミュニティ形成:おたがいさまチケットは、地域社会への貢献であり、お店と地域住民との間に温かいコミュニティを築いています。

3.独自性と差別化:これらのユニークな取り組みは、他店にないモンシェルならではの強みとなり、お客さまを惹きつけています。

目指すは「わたしの街のパン屋さん」。もう実現されていると思います^o^

編集後記

今年5月にモンシェル代表の社本社長が、お亡くなりになられました。
PANメンバーズという業界団体において、仲良くさせて頂き、大阪に来られた際には、よく事務所にも寄って頂きました。
実は、GW明けにお店を訪問させて頂き、その際に社長にもお会いしたばかりだったので、本当にショックでした。
その社本社長がよくお話しされていたのが、「袖触れ合うも他生の縁・・・縁が起きると書いて『縁起がいい』、袖触れ合った全ての人との縁を大切にしたい」

今回ご紹介させて頂いた「おたがいさまチケット」は、そんな社本社長だからこその取り組みだと思います。
心よりご冥福をお祈りいたします。

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