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【No.199】
古民家ベーカリー

みなさん、おはようございます。パン屋税理士の河原です。
言ってもしょうがないのですが・・・暑いですね
だからと言って、昨日が「海の日」なので「海に行ってみよう!」っていう歳でもないし。やっぱり涼しい所や、長閑(のどか)な所に行くのがいいかな^o^
という事で(この言い回しが多い
)、今回は長閑なパン屋さんの紹介です。
【dannapan(ダンナパン)】
dannapanは、2024年8月に神戸市西区櫨谷町から北区淡河町へ移転し、築約170年の江戸時代末期建築古民家を改修したベーカリーカフェとして新たにオープンされました。
移転先は「旧小西家住宅」 として知られ、神戸市指定景観資源にも認定されており、歴史と景観保全の観点でも重要な建物だそうです。
そんなお店のコンセプトは 「和と仏(フランス)の融合」。古民家の和室空間に、本格フランスパンとブランチ文化を取り入れた空間設計をしています 。



パンの販売は、ショーケース販売スタイルで、スタッフに希望のパンを伝える形式です。イートインは選んだパンにドリンクを添えて注文し、自席に運ぶ形式となっています。
国産小麦、自家製天然酵母、NSF認証の浄水器でろ過した美味しい水、金賞オリーブオイル、きび砂糖(本和香糖)など、厳選素材を使用し、一切妥協しないパンづくりを行っています 。


人気メニューには、
外はサクッ、中はしっとりのクロワッサン(350円税抜)

ブリオッシュ・オ・クレーム(350円税抜)

ブルーベリーデニッシュ(500円税抜)

フォカッチャサンド(600円税抜)などがあります。

また、ブランチはショーケースで選んだパンに1,000円のブランチセット(スープ・サラダ・ドリンク)をプラスして、土間風の広々としたエントランスから、靴を脱いで上がる畳敷きの和室へ入ります。緻密な欄間や骨董品が配された空間で、静かな非日常の時間が楽しめます 。
大きなガラス戸の向こうには手入れの行き届いた日本庭園が広がっており、自然の景色と光が食事をより豊かに演出します 。
数量限定・予約制のプライベートルームもあり、誕生日や記念日など特別なシーンにも対応可能だそうですよ。










古民家ベーカリーのポイント

1. 「時間を忘れる場所」:日常からの解放感
古民家×自然豊かな田舎のロケーションが、都市部の日常から一時的に離れたいお客さまの心を癒します。
dannapanのような景観指定資源の歴史ある建物は、単なる飲食ではなく「“体験”としての価値」を持っています。「パンを買う」のではなく、「非日常を感じに行く」という旅的な動機付けですね。
2. 「わざわざ感」が逆に魅力:旅の目的地に昇華
淡河町のようなアクセスがよくない立地であっても、あえてその“遠さ”が「わざわざ来た甲斐のある体験」になります。インスタ・ブログ等で「この景色の中でこのパンを食べる」体験が口コミになり「休日ドライブの目的地」としてのパン屋は、訪問そのものがイベントなんですね。
3. 「写真が語るパン屋」:ビジュアルに映える
古民家・石畳・薪窯・自然光・お庭・緑の中のベンチなど、写真映え要素が豊富で、SNSで「次はここ行きたい!」とシェアされやすく、集客につながります。「場所自体がブランド」になっていく典型例ですね。
dannapanにおいて、神戸市の景観資源認定という行政評価は、お店のブランディングの柱になります。 「景観×食」の体験は、今後の観光・教育・地域振興との連携にも活かせる強みになると思います。
編集後記
今回は、dannapan内山シェフにお話しをお伺いすることもできました。
古民家を所有していた方が、維持を困難に思って、神戸市に依頼をし、「景観指定資源認定」を取ったあと、商用に登記変換したところ、移転を考えていた内山さんにお声がかかったみたいです。偶然⁈必然⁈それは分かりませんが、タイミングって大切ですね。強く思う気持ちと、それを言葉にしていることで、タイミングがやってきてくれるのかも分かりません。
そんなdannapanも、8月で移転1周年になるそうです。今年の暑い夏、古民家ベーカリーカフェで、ちょっと大人のブランチしてみませんか?お勧めですよ♪
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#築170年江戸時代末期建造物
#パン屋税理士


ご紹介したお店 

dannapan
住所 :兵庫県神戸市北区淡河町木津22
営業時間:10:00〜16:00 カフェスペース:10:00〜15:00
定休日 :火曜日・水曜日
アクセス:バス停(淡河出張所前/神姫バス)より徒歩1分
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