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【No.203】新店紹介

みなさん、おはようございます。パン屋税理士の河原です。
高校野球の甲子園大会も終わると、夏の終わりを感じる・・・はずなんですが![]()
まだまだ暑いですね。パン屋さんには厳しい季節ですが、あえてこの季節にオープンし、オープン特化で告知を広げ、秋に向けての準備をされるお店もありますね。今回は、そんなお店をご紹介させて頂きます。
【ブーランジェリーレコルト北野本店】
神戸市兵庫区大開で13年愛されてきたレコルトが、2025年7月25日(金)神戸北野に移転オープンしました!三宮駅からは徒歩10数分かかるほどの距離ですが、その分異人館や飲食店・雑貨店が並ぶお洒落な街並みにお店はあります。
新店舗ではパンを焼く様子が見えるオープンキッチンを採用するとともに、カウンター席で焼きたてパンとドリンクを楽しむことも可能で、今後テラス席も予定されているそうです。



1. イズニー社発酵バターのクロワッサン
人気No.1。春よ恋(北海道産)+イズニーの発酵バター使用。ミルキーでパリッとした食感が特徴。翌日でもそのクオリティが続く逸品 。
2. ジュエルバターサンド
人気No.2。湯種製法のふわもちバンズに、自家製フルーツバター(レーズン・クランベリー・パパイヤなど)が挟まれています。見た目も味も高評価 。
3. 湯種山食パン
人気No.3。湯種製法でしっとりモチモチ。小麦の自然な甘みが味わえる定番の食パン 。
4. 葱パン
シェフが台湾の大人気店で修行して教わった葱パンをアレンジして仕上げているそうです。癖になります!
5. 明日の体を作るPAN
コンテストで特別賞を受賞した全粒粉80%を使ったパン。食パンを毎日食べている人が、これだったら食べられると思っていただけるように考えた食べやすい全粒粉パン。










編集後記
今回は、レコルトの北野移転に込められた戦略意図を考えてみたいと思います。
① 観光地・ブランドエリアとしての「北野」
北野は 異人館や洋館、カフェ、雑貨店などが集まる観光地です。観光客にとって「わざわざ訪れる目的地」になりやすい。単なる駅前の「便利なパン屋」ではなく、“北野に来たからレコルトに寄ろう” という流れを生みやすい。
② 立地の希少性 → 目的来店型の集客
駅前だと「通りすがり客=利便性重視」になりがち。北野はアクセスにやや不便だからこそ、ファンが目的を持って訪れる来店動機が強くなる。 「この場所まで来る価値があるパン屋」として、ブランド力の強化につながる。
③ 北野の景観とパン屋の親和性
北野は洋館や石畳などのヨーロッパ的雰囲気を持つ街。 「ブーランジェリー(フランス語でパン屋)」の世界観と非常に相性が良い。外国人観光客・国内観光客ともに「絵になるパン屋」としてSNS発信されやすい。
④ 新店舗コンセプトに合致
レコルトは「健康志向・科学的アプローチ・素材へのこだわり」を掲げるお店。北野の落ち着いた環境で、パンを“買う”だけでなく“味わう・学ぶ”場を提供できる。イートイン席やオープンキッチンなど、体験型の仕掛けが北野の空気感にマッチ。
⑤ 「生活パン」から「価値体験パン」への進化
以前の大開(下町エリア)では、地元の生活に根ざした「毎日食べるパン」が中心。北野移転後は、観光や特別な時間に楽しむ「価値体験型のパン」へシフト。坂の上にある=日常買いには少し不便 → 逆に“特別感”を演出できる立地。
観光客が増える秋が楽しみですね。
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ご紹介したお店 

ブーランジェリーレコルト北野本店
住所 :兵庫県神戸市中央区山本通2丁目14-18 神戸マンション101
営業時間:9:30〜17:00
定休日 :月曜日・火曜日
アクセス:三宮駅より徒歩8分
本日はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
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