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【No.210】
ロケーション(山間)

みなさん、お久しぶりです![]()
パン屋税理士の河原です。
既にご承知のことと思いますが、体調を崩し入院しておりました。ご心配をおかけして、本当にごめんなさい。
先日退院し、しばらくは自宅療養と在宅勤務で様子を見ていくことになります。
オンラインサロン「コラム」も、スタッフが代わりを担ってくれています。助かりますし、また違う目線で見てくれているので面白いですね。私も少しずつ復帰していきますので、これからもオンラインサロンNESTを、よろしくお願い致します。
では今回は、河原から「ロケーションのいいパン屋さん」をご紹介させて頂きます。
【Dooshel(ドーシェル)】
オーナーの戸田シェフが1989年に宝塚で創業し、阪神淡路大震災を経験して、1998年に今の和歌山県紀美野町に移転されたそうです。
いわゆる山間(やまあい)のパン屋さんです。
西は海が見え、東は雄大な山並み。惚れ惚れするようなロケーションですね。こう聞くと、すごい田舎だと思われるかもしれませんが、大阪から車で1時間半。カフェやジェラート店などもある紀美野町は、観光スポットとも言えます。



今回購入したパン
⚪︎塩パン180円

⚪︎あんフランス220円

⚪︎フォカッチャ220円

⚪︎ドミニクトースト400円

⚪︎ミッシュブロート480円

お店の佇まいにマッチし、ハード系のパンが多く、陳列も木箱を利用するなど、山小屋風を楽しめる空間です。
そして!
このロケーションを楽しむ大切な場所がカフェスペース。そしてブランチなんです。
今回、私は「ランチプレート」をお願いしました。
ドリンク付き1,650円
サンドイッチとパン2種類、惣菜、サラダ、スープ、と大満足な内容。
戸田シェフ曰く、材料はなるべく地元の食材を使用。隣の畑でご自身が育てた無農薬のキンカン、ブルーベリー、ハーブなども使っているそうです。窓を開けっ放し、ロケーションを楽しみながらのブランチは最高でした。ひとときでも、いい人生の過ごし方をした感じられた気がしました。
人を惹きつける
ロケーションの力とは?

1. 非日常感と特別な体験の提供
山間にあるという立地そのものが、都市部や日常の喧騒から離れた“特別な時間”を演出します。ドーシェルのように、アクセスが少し不便であっても自然に囲まれた環境にあることで、訪れること自体が「小さな旅」になります。そのロケーションは、パンを買う行為を「わざわざ来る価値のある体験」に変え、思い出に残る訪問となります。
2. 景観と空間がもたらす滞在価値
紀美野町の山並みや四季折々の自然に囲まれたロケーションは、店内やテラスからの景観としてお客さまの心を癒します。ドーシェルもそうですが、ベーカリーカフェとして「ただ食べる場所」ではなく、「自然を眺めながらゆっくり過ごせる場所」としての価値が生まれます。これは特にリピーターを生む要素となり、「またあの景色を見ながら過ごしたい」という想いを引き出します。
3. 地域性・ストーリー性の演出
山間という土地が持つ“素朴さ”や“地元とのつながり”は、パン作りにおける素材や考え方にも反映されやすくなります。ドーシェルも地元の素材を活かしながら、「この土地ならではのパン」を提供することで、地域の物語を感じさせます。ロケーションと商品コンセプトが一致していることで、ブランドとしての一貫性が生まれ、ファンを惹きつける力となります。
山間のパン屋さん、和歌山県紀美野町ドーシェルをご紹介させて頂きました。



編集後記
10月に入り、ようやく秋の気配もし始めました。秋の素材のパンを求めて、パン屋さん巡りもいいですよね。
そして休日には、少し足を伸ばして、山間のベーカリーカフェもおすすめです。
大袈裟に言うなら、少し人生を得した気分になれます。
ドーシェルを訪問して、そんなことを思いました。
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ご紹介したお店 

Dooshel(ドーシェル)
住所 :和歌山県海草郡紀美野町釜滝417-3
営業時間:平日11:00〜16:00 | 土日10:00〜17:00
定休日 :月曜日・火曜日・水曜日(不定休)
本日はここまでとなります。最後までご覧いただきありがとうございます。
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